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じんましんの原因が食べ物や薬物など明らかな場合は、原因を取り除くことが何よりも大切です。しかし、食物などが原因ででる蕁麻疹(食餌性蕁麻疹)の頻度はかなり低いのです。

一般にじんましんかどうかを見分けるポイントですが、第一に、かゆくなってかくとその場所に蚊にかまれたような皮膚面の盛り上がり(膨疹という)が生じるということ、第二はその発疹が数時間前後であとかたもなく消えてしまうということです。次々と別の部位に出てくる場合が多く、ひどい場合は地図状に融合します。

患者さんが外来受診時には発疹が全く消えてしまっていることも少なくありませんが、最近では携帯電話で発疹が出ているときの写真を撮って見せてくださる方も多く、診断の助けになります。また 1か月以上症状が続く蕁麻疹を慢性蕁麻疹と呼びます 。


じんましんの種類

  • 蕁麻疹の主たる病型は以下の3つに大別されます。

    ( 1 ) 特発性の蕁麻疹

    ( 2 ) 特定刺激ないし負荷により皮疹を誘発することができる蕁麻疹

    ( 3 ) 特殊な蕁麻疹または蕁麻疹類似疾患

    ( 2005 年発表の蕁麻疹・血管性浮腫の治療ガイドラインによる)

    (1)の特発性の意味を簡単に言えば原因不明ということです。実はこの特発性の蕁麻疹がもっとも多いとされています。もちろん、感染、食物、疲労、特定の薬剤などがその誘因となる可能性も否定できませんが、再現性(同じ原因の負荷により同じ発疹の誘発が可能)がないとやはり特発性となるのです。

    (2)はいわゆる原因がはっきりしている蕁麻疹です。食物、薬剤、環境物質、感染性微生物などの他、こすったり、掻いたりの刺激、寒冷や温熱、日光、水との接触によるもの、発汗刺激によるコリン性蕁麻疹などさまざまな蕁麻疹があります。特定の食物(小麦、エビなど)を摂取後に運動刺激が加わってはじめて蕁麻疹症状が出る食物依存性運動誘発アナフィラキシーという疾患もあります。

    (3)には血管性浮腫( ※ )や蕁麻疹様血管炎という病気があります。

    ※ 血管性浮腫:蕁麻疹は皮膚の真皮上層の浮腫ですが血管性浮腫(クインケ浮腫という)は真皮深層から皮下組織にかけての浮腫です。口唇や眼瞼(まぶた)が腫れるという症状が見られます。

じんましんの治療

  • 蕁麻疹の治療は抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤内服が主になり、一般的にはステロイド外用剤はほとんど効果がありません。蕁麻疹に対する副腎皮質ステロイド薬内服は、あらゆる手を尽くしても効果がなく、かつ日常生活に障害をきたす、すなわち治療抵抗性で呼吸困難、嘔吐、下痢なども併発するようなかなり重症の蕁麻疹に対する最終手段です。ただステロイド薬を内服しても結果的には治療期間が相当長引くことも多く見られます。

じんましんの検査

  • アレルギー性疾患ではその原因を調べて、原因があればそれをさける事がとても大切です。
    アレルギーの原因を調べる検査には以下のものががあります
    ◎ IgE 、 RAST 測定;採血をして血液中の アレルギー抗体 ( IgE 抗体)を測定
    します。アレルギーの度合いが数値で 客観的 に示される利点があります。
    プリックテスト ;どんなアレルゲンでもその場で判定ができ、 感度が高い
    利点があります。疑わしいと思われる 食物などの試薬で行います 。
    パッチテスト ;かぶれや金属アレルギーの検査です。皮膚に少量のアレルゲン
    を貼付して皮膚に症状が出るかどうか調べます。
  • 蕁麻疹は皮膚科の代表的な疾患ですので、じんましんでお悩みの方はは皮膚科およびアレルギー専門医のもとで正確な診断、適切な治療を受けられることをおすすめします。

 

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